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Dancing in Tomelilla

hibari music、1年数ヶ月ぶりの新譜ができました。Sven-Åke Johansson率いるスウィング・ジャズ・コンボCool Quartetです。メンバーにはアクセル・ドゥナーも入っています。スヴェンさんはペーター・ブロッツマンのマシンガンで知られていますが、フリージャズ界での活動のほかに、段ボール(私にとっては大先輩にあたります)や消火器をつかった作曲作品や、謎なパフォーマンスピースも多々あり、怪奇映画の登場人物のような風貌さながらに、謎めいた魅力に満ちた人物でありますが、このバンドはふるーいスタイルのジャズを演奏するというコンセプト。このCDはスウェーデンのTomeillaという小さな街のホテルでの実況録音で、現場では老人カップルのダンスがみられたそうです。録音はエリック・ラ・カーサなので、こちらも無論一筋縄ではいかず、音楽を聞く術を我々とはまったく共有していない宇宙人がたまたま居合わせてしまったダンスパーティーを記録したかの如き作品になっております。ジャケットは佳村萠さんのドローイング。踊りに立ち上がった後に残された椅子たちがこれまた踊り出しそうな存在感があります。
昔からあったスタイルの音楽なのに聞こえ方であり得なかった音像になっている希有な作品だとおもいます。ぜひ聞いていただきたいです。
一時期はhibari musicたたんでしまおうか…とも思っていたのですが、実際CDを作ってみると継続する意欲がでてきました。

ゆっくりですがまた日記的なことも書いていこうかとおもっております。
最近はチャイナ・ミエヴィル漬け。『ジェイクを探して』『ペルティード・ストリート・ステーション』で、いま『都市と都市』を読み途中。いずれもテーマになっているのは都市だけれど、重層的という言葉では片付けられない、文化がぐちゃぐちゃに入り交じっている様子にぞくぞくする。巨大イカを崇める新興宗教がでてくるという『KRAKEN』が読みたくて、注文。また積上読書予定が増える予定。
映画館はバルト9『愛と誠』、新宿武蔵野館『ル・アーヴルの靴磨き』。